塩原名物 トテ馬車出発進行!

塩原名物の「トテ馬車」を運行している、大脇遊覧馬車(℡0287-32-2305)から連絡が入りました。

「お天気も良いので、トテ馬車の試験運行を始めます!本格始動は4月からと思っていますので、今年もよろしくお願いします。」・・・お馬さんの蹄(ひづめ)の音が温泉街に聞こえるようになると、待っていた春到来という気分になって嬉しくなります。今年もお客さまの笑顔を乗せて、頑張って運行してください!

~トテ馬車に揺れてより添う旅の夢~
塩原の街をパッカパッカと軽やかなリズムで走る馬車。現在はその数も一台となりました。
ところで、トテ馬車はいつ頃、どのようにして走るようになったのでしょうか?

◆ちょっとお勉強コーナー◆塩原の交通略年表
明治17年  塩原街道(現在の国道400号)開通
明治19年  東北本線那須停車場(現在の西那須野駅)開業
明治37年  乗合馬車・人力車はじまる
        ⇒この乗合馬車がルーツといわれています。
大正 元年  塩原軌道(軽便鉄道)西那須野~関谷開業
大正 4年  貸切自動車運行開始
大正11年  塩原軌道が塩原口まで延伸(現在の回顧の吊橋駐車場)
昭和 8年  塩原電車(塩原軌道)廃止
昭和12年  西那須野~塩原温泉に国鉄バス運行開始

明治37年に始まった乗合馬車が起源といわれるトテ馬車ですが、鉄道の延伸やバスの運行などによって、その役割が塩原温泉内の移動手段へ変わり、やがて観光遊覧目的の馬車へ変化してきたんですね。

◆さらにお勉強コーナー◆トテ馬車の栄枯盛衰
なんと!昭和40年代には、7軒の馬車店に計26台の馬車があったそうです。
しかし、自動車の普及により交通量が多くなり、のんびりと回遊する馬車に逆風が吹きました。
「馬車が多すぎる。効率化して台数を減らしなさい!」
そこで、塩原観光馬車組合が組織されましたが、その後も交通量の増加や道路状況の変化、利用者の減少、後継者不足など様々な問題が重なり、組合は解散し現在1台のみが運行している状態なのです。

詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/51982559.html

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