かつて塩原温泉には御用邸がおかれ、皇室の夏の避暑地として大正天皇をはじめとした多くの皇族方に深く愛されてきました。
また大正天皇はかつて松方農場(現在の千本松牧場)と呼ばれた松方正義公爵の別荘(松方別邸)へも度々お尋ねになられていました。
大正天皇はお生まれが明治12年8月31日で、塩原御滞在中に度々お誕生日をおむかえになることがありました。
今回塩原もの語り館で開催されている企画展「大正天皇と塩原温泉」の開催にあたり、宮内庁書陵部様の御協力をいただき塩原御滞在中の大正天皇(皇太子時代)の行啓日誌を調査研究いたしましたところ、8月31日のお誕生日に際しての塩原での御様子を詳しく知ることができました。
明治天皇・昭憲皇后はじめ皇族・政府高官・華族からの御祝い、外国王室からの御祝いの電報、そして当日は東京の宮内省から式部職の楽師たちが御用邸を訪れ、第一バイオリン・第二バイオリン・ビオラ・チェロ・フルートといった室内管弦楽を奏で皇太子のお誕生日を御祝いしていました。
今年の8月31日は大正天皇御生誕満140年の記念の年にもあたります。
大正天皇の御生誕140年を記念し、また塩原温泉と松方別邸にゆかりの深い大正天皇を御偲びし、塩原もの語り館展示室と千本松牧場内にて黒磯チェンバーアンサンブルの皆さんによる室内管弦楽の演奏会を催しました。
私は、当日カメラマンを担当させていただきましたので、またつらつらと写真を掲載します。
⇩⇩⇩塩原もの語り館⇩⇩⇩
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