塩原温泉 『湯まつり』地元住民(源泉所有者など)の関わり方


9月24日(日)に行われる『古式湯まつり』。
先日、このブログで大まかな行事の案内をしました。
その時の記事はこちら←をご覧ください。
さて、この湯まつり、お客様が見て楽しめるような行事なのですが、本来は住民の温泉に感謝する気持ちが形になったものなのです。
お客さまが見るおまつりのメインは行列と分湯式でしょう。
古式の装束を纏った関係者が行列をなして御神湯を運ぶ『分湯行列』。
そして、メイン会場で行われる『分湯式』では巫女がお湯を汲んだり、舞が奉納されたりと華やかなシーンが盛りだくさん。
その一方で、メイン会場の正面入り口では地元関係者に御神湯を配っています。
この関係者というのは日ごろから温泉の恩恵を受けている旅館・ホテルや源泉所有者などです。
時代と共にお湯へのありがたみを重んじる事が少なくなってきたかも知れませんが、それでも多くの住民は初穂料をのし袋にしっかりと入れ、正装に身を包んでお湯をいただきに来ます。
塩原には8つの温泉神社があり、それぞれの地区で御神湯を持ち帰り、お湯の恵みに感謝の気持ちを捧げます。
地区により違いはあるでしょうが、温泉神社に御神湯を奉納したり、そのお湯を住民に配ったりします。
中には直会(なおらい)という神事の後の飲食会を開き、住民みんなでお湯への感謝を分かち合う地区もあります。
さすがに、その飲食会をお客様が見るのは無理ですが、華やかなイベントと並行して行われている地元関係者の分湯にはお湯と共に歩んできた塩原の精神がぎっしりと詰まっていますので、気になる方は是非ともご覧ください。

詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/52014889.html

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