
晴れているのに雨が降っている現象をそう呼びます。
他にも『日照雨』、『狐の嫁入り』などとも呼ばれています。
それほど珍しい現象ではないですよね?
今日は暖かく、青い空がまぶしい良い天気でした。
若干、風が強かったですが、それを帳消しにするかのような空の青さがありました。
しかし、所々、厚い雲があり、お天気雨のような天気になる時も。
もちろん、季節は冬。しかも塩原は山の中です。
なので、雨は雪に変わります。
そう、お天気雪なのです。
結構な強風だったので、雪は縦横無尽に飛び回ります。
塩原では至って一般的な現象です。
塩原の北西は南会津、さらには新潟の魚沼が位置します。
簡単に言えば、山の向こうは豪雪地帯。
その雪雲が今にも山を超えんとする勢いなのです。
冬の風向き的に、その雲が晴天の塩原に雪を吹きかけるのです。

多少、雲はありますが、降水をもたらすようなものではありません。

西の空です。
北の方から重そうな雲が迫っています。
この雲は何かしらもたらしそうですね。

南の空です。
南の空も東の空も良い天気ではありませんか。
写真では写りませんが、細かい雪がチラついています。
この天気を見たお客さんは『これ雪ですか?珍しい天気ですね。』と私に尋ねました。
至って普通なので、私は『え?』と心の中で思いましたが、きっとそれは塩原感覚で、一般の人には珍しいのかもと思い『そうですね』と答えました。
そして、簡単に説明します。
『山の方から雪がふっかけるんですよ』。
『そうなんですか~』と答えるお客さん。
私の説明がお客さんに響いたかは分かりませんが、この現象には興味深そうでした。
お客さんが帰った後、そのやり取りを聞いていたスタッフが言います。
『“ふっかける”は栃木弁みたいですよ』。
『えっ!?』と私は驚きました。
そうなんですか?
“吹きかける”の促音便くらいに思っていましたが。
例 “張り倒す”→“はったおす” とか “日本”→“ニッポン” とか
もしかするとお客さん、『何言ってるか分からなかったね』と友達と話していたかもしれません。
だとすると申し訳なかったです。

明日は土曜日でクリスマスイブです。
晴れればお出かけ日和。
雪ならホワイトクリスマス。
どんな天気でも素敵な日になるといいですね。
詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/51999641.html