
このほど、(9月2日(日)のお話しになりますが・・・)塩原もの語り館で開催中の企画展 『野口雨情と泉漾太郎~心かよわす二人の詩人~』 期間中の催しとして、雨情の孫である野口不二子(のぐち・ふじこ)さんの講演会が開催されました。
雨情の出身地をご存知ですか?栃木県のおとなり茨城県の北部、現在の北茨城市磯原町磯原に生を受けました。筆者は訪れたことがありませんが、太平洋を目の前にした海にもほど近い場所らしいですね。廻船問屋を営む、いわゆる地元の名家のおぼっちゃんだったのですが、家族の愛情を一身に受けて育ったことで、後に今も歌い継がれる数々の童謡の作詞を手掛けることになります。
・・・ということで、雨情の生涯などももちろん研究し、現在「野口雨情生家資料館」の館長でもいらっしゃる野口不二子さんからのお話しは、雨情のことのみならず、塩原が生んだ民謡詩人:泉漾太郎とのほほえましい師弟関係・・・交流の様子などもたくさん教えてくださいました。
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会場としてお借りしたのは、福渡にある和泉屋旅館(いずみやりょかん)。約35名の方が、うなずいたり笑ったりしながら熱心にお話しを聞いていました。
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和泉屋旅館の看板の文字、少々読みにくいところもありますよね。実はこれ、野口雨情が記したものを看板に使わせてもらったのだそうです。そう聞くと、なるほど!味わいのある文字だと思えてきてしまいますよね。
塩原もの語り館の企画展 『野口雨情と泉漾太郎~心かよわす二人の詩人~』 は、9月30日(日)まで前期展を開催中です。10月はお休みして、11月1日(木)~平成31年1月6日(日)に後期展を開催します。
くわしくは、 塩原もの語り館ホームページ で、ご確認ください。
詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/52031669.html