塩原もの語り館 川瀬巴水の版画展が開催されます

・・・湯宿の朝(塩原新湯) 昭和21年(1946) 木版画・・・

川瀬巴水(かわせ・はすい) 明治16年(1883)-昭和32年(1957)をご存知ですか?

巴水 写真

川瀬巴水は、衰退した浮世絵版画を復興すべく、新しい浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られ、日本の原風景や日本人の心を抒情豊かに表現し、欧米では葛飾北斎や歌川広重らと並び称されるほどの人気がある人物です。
大正7年(1918)、幼い頃によく滞在した塩原を描いた「塩原おかね路」などを発表して版画家としてデビューしました。塩原との縁は、幼い頃のみならず、太平洋戦争中には疎開先として生活するなど、地域住民とも親睦を深め人気者であったそうです。

塩原の秋(天狗岩の下)編集
・・・塩原の秋(天狗岩の下) 昭和25年(1950) 木版画・・・

今年は、川瀬巴水が版画家の絵師としてデビューして百年という記念すべき年。デビュー作の舞台となったここ塩原で記念の特別展が開催されます。生涯に発表された600点もの作品の中から、塩原を題材にしたもの、日光など栃木県内を描いたものを始め、100点を超える巴水作品が展示されます。
この機会に、塩原温泉へぜひおでかけください。

『川瀬巴水 版画家デビュー百年展』
会期: 2018年10月5日(金)~10月18日(木)
会場: 塩原もの語り館(那須塩原市塩原747 ℡0287-32-4000)
入場料: 大人800円、65歳以上・障がい者700円、小中学生200円

主催:那須塩原市塩原もの語り館、塩原温泉観光協会
協力:国際新版画協会(I.S.A)、渡邊木版美術画舗、ギャラリーヌーベル
後援:NHK宇都宮放送局、下野新聞社、塩原温泉旅館協同組合、那須塩原市商工会、巴水とその時代を知る会

詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/52032027.html

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