塩原のこの時期のオススメ観光スポットは?と聞かれたら、塩原をご存知の方はどこを紹介しますか?
妙雲寺で開催する『ぼたんまつり』は終わり、ハンターマウンテン塩原で開催する『ゆりパーク』はまだ早い。
新緑はあってもそこらじゅう森だらけだし、この時期ならではのイベントも特に思い当たらない。
案内をしていると意外と困るものです。
さて、そんな中、『ヨシ沼』という所がこの時期ならではの魅力を発しています。
ヨシ沼は標高約1,000mにある湿地帯のような場所。
火山活動によって出来た沼地です。
近くには大沼という同じような沼地があります。
大沼は規模も大きく、知名度もそれなりにあるのですが、ヨシ沼はあまりありません。
ところがどうでしょう。
ヨシ沼は塩原の中でもここでしか見ることの出来ない動植物が生息しているのです。
新湯富士という山の南側にあります。
その、ヨシ沼、今はレンゲツツジやワタスゲが見ごろです。
写真では分かりにくいですが、下の方にある小さい白いものがワタスゲです。
レンゲツツジはつぼみのものも。
これから満開になるでしょう。
塩原から矢板市に抜ける山越えルート(県道56号)にある八方ヶ原もレンゲツツジが見ごろです。
ヨシ沼にある看板です。
モウセンゴケ、マズマヒキガエル、ワタスゲ、ミツガシワ、ハッチョウトンボなどが紹介されています。
ミツガシワは終わってしまい、ハッチョウトンボはこれから。
決して壮大な花景色ではありませんが、ヨシ沼ならではの春の景色が見られます。
ワタスゲです。
こちらはレンゲツツジ。
これはモウセンゴケ。
このコケはとても小さいです。
知っている人に教えてもらわないと気付かないかもしれません。
木道の低くなっている場所がこのモウセンゴケの観察ポイント。
カメラの人が地面ギリギリにファインダーを合わせていたら、きっとモウセンゴケを撮っています。
是非とも探してみて下さい。
このヨシ沼は駐車場から段差なく木道に入れるので、車椅子でも周遊できます。
詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/52027304.html