
ここの所、雪が続いていますね。
連日の雪かきで筋肉質になりそうです。
さて、16日・17日は私用で青森に行っていました。
いつも塩原のことばかり書いているので、たまには違う土地の話をしようと思います。

皆さん、冬の青森をご存知ですか?
私は知りませんでした。
雪深い所なんですよ。
豪雪地帯というと、やはり新潟などの北陸をイメージしますよね。
新潟は友達がいるのでちょくちょく行くことがあり、冬の雪深さも体験していますが、青森は親戚がいるものの夏しか行ったことがないので雪深いイメージがありません。
北の土地なのでそれなりに雪が降るだろうとは思いましたが、実態はどうなのでしょう。
青森の親戚に聞くと、日本一の豪雪地帯だと言います。※本当なのでしょうか?
太平洋側の八戸地区はそうでもないけど、日本海側から中央部にかけては新潟をも上回るとか。
たしかに『八甲田山』という映画は雪だらけでした。
リンゴとマグロとねぶたのイメージしかありませんでしたが、豪雪も青森の特徴なんですね。

この写真は除雪のたまり場です。
どこの土地も雪が多い所は同じでしょうが、雪の捨て場がない場合、一定間隔で道路の端に積み上げておきます。
塩原もそうです。
ドカッと降れば所々に除雪の山が出来ます。
その雪は日中や暖かい日に融け、そのうち無くなります。
しかし、青森は気温が低いので融けないのです。
豪雪でどんどんたまっていく雪。
郊外はいくらでもためておけるのでしょうが、青森市などの都市部は限度があります。
なので、市が主催の市民総出の一斉の雪片付けがあるとか。
1シーズンに2回あるらしく、その予算は30億円!
すごいですね。
塩原では勝手に融けてなくなるものに30億とは。
ところが、今年の青森は降りが少なく、正月に雪がなかったとか。
17年ぶりの雪なし正月だそうです。
16日に青森に向かったのですが、塩原から福島にかけては大雪でしたが、福島に入ってからは晴れていて、青森まで大した降りはありませんでした。
なので、通常だともう行われている市の除排雪が行えないのです。
1回15億円の事業。
市の予算ですから、使わなかったから余った、なんてことはありませんよね。
どうするのでしょう。
除雪に参加する市民も困っているようです。
この予算は除雪に参加する人に報酬として払われるので、それを見越して大型トラックなどを買う人もいるのです。
除雪がないと報酬がもらえないのでローンも払えない。
青森は雪の降り方に生計がかかっているんですねぇ。

青森市の海沿いの公園のベンチに雪だるまが座っていました。
この積もり方はとても少ないようです。

この時期にこんな穏やかな天気は珍しいとか。
青森の人は面白いことに、関東の人には雪の凄い所を見せたいらしく、この少ない積雪はいつもと違うんだ!ということをしきりにアピールしていました。
私は晴れてて良かったなって思っているんですけどね。

夜は地元の飲食店で郷土料理をいただきました。
青森の郷土料理ってご存知ですか?
こちらでいただいたのは、じゃっぱ汁、アンコウのキモの友和え、貝焼き味噌、けの汁、津軽漬けなどなど。
この他にも、取れたてのホタテやマグロをはじめとする新鮮な魚介類。
どれも日本酒にピッタリです。

ホタテって甘いんですね。
焼いたものを塩だけで食べさせてくれたのですが、まるで砂糖がかかっているのかと思うような甘さがあるのです。
栃木のスーパーで売っているものとは違いますね。

さて、帰りにお土産を買います。
ここでも驚きます。
青森はお土産が豊富なのです。
リンゴを使ったお菓子系もの、魚介類、南部せんべい、お酒、郷土料理系などなど。
他にも焼き物や津軽塗りなどの伝統工芸品。
あり過ぎて選べません。
しかも、有名どころとなると、みんな1度は貰っているでしょうから、どれにしようか悩みます。
栃木もこのくらいお土産があるといいですね。
塩原に至ってはもっと少ないので、頑張らなきゃと思いました。
今回の青森はとても経験になりました。
やはり、塩原を良くする為に、他の土地を色々と見て学ぶのはとても良いことですね。
時間もお金も乏しい私ですが、塩原の為に時間とお金を作って、あちこち勉強してきたいと思います。
詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/52001326.html