

さて、前回に引き続き高原登山を書きたいと思います。
前回の記事はこちら←をご覧ください。

11時30分ころ塩原からのルートと合流します。
積雪はほとんどありませんでしたが、凍結ヶ所が所々あり、予定より体力を消耗していました。
釈迦を下り、その途中で昼食を取ろうと思っていましたが、もうお腹ペコペコなので、釈迦ヶ岳の頂でランチにします。

釈迦ヶ岳のてっぺんに着きました。
標高1795m。
11時40分ころです。

とても天気が良く、寒いんでしょうけど、そこまで寒さを感じず、むしろ暖かくすら感じました。
私はそれなりに汗をかいていたので、着替えようとも思いましたが、この山頂で乾かしてしまいました。

ご覧ください、この景色。

前回は全く何も見えなかったので、リベンジ成功です。
いや、あまりに気持ちが良いので、リベンジなどという目的はどうでも良くなってしまいました。

360度、すべての景色が見えました。

南西の景色です。
さすがに富士山は見えませんでしたが、調子が良いと見えるようです。

ぐるっと回りながら写真を撮ってみました。

これは西の方角です。
遠くに見える山々は群馬や福島のものでしょうか?

時計回りに動いています。

北の方は木があって少し見えにくいです。

東の方角です。
箒川に沿った田畑の流れが見てとれます。

茨城方面は八溝山から筑波山にかけた山々が見えます。

一周しました。

こんなに日差しがあっても山頂は寒いのでしょう、木々が凍り付いてます。

こういう写真が撮れたなんて幸せです。
さて、1時間の昼休みを取り、下山します。
下山して無事に帰宅するまでが登山ですので、気を抜かず、これまで以上に気を引き締めて行きます。

13時30ころ大間々と大入道の分岐に到着。
なんと、行きと同じくらいの時間がかかりました。
通常は下りの方が短時間なのですが、凍結などで慎重を要したのでしょう。
ここからは大入道を目指します。

途中に『縄文つつじ』という大変立派なつつじがあります。
看板にはつつじが漢字で書かれています。
皆さんはつつじって漢字が読めますか?
『躑躅』←つつじ
難しいですね。
高原登山は漢字の勉強も出来ます。

14時10分ころ大入道に到着です。
このころはかなり疲れていたので、写真を撮る元気がなく、途中の大変なところが画像でお伝えできません。
このルートは一様に下りるのではなく、下りて登ってを何度か繰り返します。
一部、沢伝いもあり、足場の悪いゴロゴロした石場を通らなくてはならないことも。
幸い、陽の当たりが良いのか凍結ヶ所がほとんどないので、そこは安心して通れました。

八方ヶ原キャンプ場まで下りてきました。
この辺りは、まわりほとんどが平地なので、疲労のたまった足腰がほっと一息できる場所です。
『小間々の女王』という看板が出てきました。
春に青紫色の花をつけるトウゴクミツバツツジのとても大きい木があり、それをそう呼びます。
花どころか葉一つないでしょうが、その勇士を見に行きましょう。

写真では見にくいですが、放射状に伸びている木が小間々の女王です。
春に花が咲いている所を訪れることが出来たら、このブログで紹介したいと思います。

無事に学校平駐車場まで戻って来ました。
時間は15時。
8時スタートでしたので、食事や休憩を入れて7時間の登山でした。
転倒一つないセーフティ登山でした。
これより雪が少しでもあれば危険度が格段にあがるので、その場合は勇気ある撤退が求められます。
しかしながら、木々が凍り付いた神秘的な景色はこの時期でないと見ることが出来ないので、本当に今回は良いコンディションだったと思います。

登山時は『登山カード』に必要事項を記入しましょう。
いやあ、それにしても登山は心が洗われますね。
日ごろの悩みが小さく思えます。
そして、普段の何気ない日常がとてもありがたくも思えます。
この登山時の気持ちを忘れなければ、人を傷つけたり、ゴミを捨てたりしようとは思わなくなると私は感じます。
塩原の山はもう今季だと登れないでしょうが、来季に登山を計画してみてはいかがですか。
詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/51998826.html