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猿ヶ京の方々は宿に携わると共に源泉給湯事業も行っているのだそうです。
ところで、源泉給湯事業って分かりますか?
温泉を汲み、宿などに分配する仕事と言えば分かりやすいでしょうか。
もちろん、塩原にもあります。
市で管理していたり、地区で管理していたり、中には別荘地で管理している所もあります。
また、自分の敷地に源泉を持つ場合などもあり、その形は様々。
猿ヶ京温泉の方々は『温泉を使っていい量はどのくらいですか?』と尋ねます。
猿ヶ京は1分間に何リットル以上汲み上げてはいけないという決まりがあるのです。
私が無知なだけかもしれませんが、塩原でそのような話を聞いたことがないのです。
もちろん、市や県でそういう使用量の制限があるのかもしれませんが、塩原に関しては聞いたことがありません。
また、汲み上げるという言葉も違和感を感じました。
温泉は汲み上げる物ではなく、噴出しているものだと思っているからです。
低いところに噴出していて、それを高い位置のお風呂に持ってくるための汲み上げは多いでしょう。
もちろん、調べたわけではないので、地下から汲み上げなくては出ない所もあるでしょう。
他の温泉が出なくなっては困るので新たに掘るのは禁止という話は聞きますし、湯まつりのようにお湯の恵みに感謝する行事もありますから、温泉が貴重なものだという認識はありますが、出ていて当たり前と思う人もいるでのではないでしょうか。※調べると汲み上げはそれなりにあるそうです
これは条例で厳しく使用制限をかけられている温泉地からすると羨ましい話なのかもしれません。
温泉タンクからオーバーフローして川に流れているというのは珍しいのでしょう。
猿ヶ京温泉の方々は塩原のお湯が良いというのと、ホームページが良いという理由で話を聞きたいと仰いました。
また、集客への取り組みも素晴らしいと感じるので、その話も聞きたいと。
泉質や湯量の話、温泉読本が出来るまでの経緯など、話せることは話しました。
彼らは塩原の源泉数や泉質の多さに驚いていました。

それにしても、彼らは温泉地として生き残るためにとても意欲的だと感じました。
塩原も彼らに負けないよう頑張らなくてはとも思いました。
そこで私が感じたのは、塩原は自然の恵みに頼っている部分が多いのではないかということです。
サービスの向上やより良い観光地にするための努力は、塩原の湧出量に比べて少ないでしょう。
ですので、温泉だけでなく、今ある観光資源を客観的に見て、他ではない部分を際立たせ、広くPRすれば、バブルのころより賑わうのではないたと思います。
塩原は伸び白の多い観光地だと思い、夢と希望を持って良い観光地にしていきたいと、私はこの猿ヶ京温泉さんとの話し合いで思いました。
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