

夏休み真っただ中、澄み渡る晴れ空、しかも今日は日曜日。
温泉街の賑わいは、日曜日だからかオリンピックだからかは分かりませんが、出足は遅かったものの、午後になると結構な賑わいを見せてくれます。
そのような日にも関わらず、私はどうしても今日中に旅館や飲食店へ伺わなくてはいけない仕事があり、無礼を承知でまわってきました。
宿はチェックアウト過ぎの11時ころから伺い、飲食店はお昼の時間帯を避けるのが一般的でしょう。
なので、11時と同時位に宿から外回りスタート。
1件目、2軒目と順調に事が進みます。
しかし3件目、意気揚々と宿の入り口に差し掛かると、運悪く帰りのお客さんとぶつかります。
チェックアウトの時間を30分くらい遅れることも意外とあるのです。
女将さんたちはお見送りの対応中。
私は端に寄り、業務の邪魔にならないようにします。
お見送りが終わると、女将さんに中でコーヒーを飲んで下さいと勧められます。
お仕事の邪魔になるからと遠慮しますが、こういうコミュニケーションも大切です。
いや、こういうコミュニケーションの方が大事なのかもしれません。
なので、コーヒーを御馳走になり、しばし歓談。
お忙しいのに、宿泊客でもない私に温かいおもてなしをしていただき、感謝感激です。
そして、次の宿に。
すると、そちらでもコーヒーが出てくるではないですか。
飲んできたばかりだと断るのは簡単ですが、先ほど言ったようにこれも仕事です、美味しく頂きます。
そちらも無事に終了し、次へ。
順路的に次は飲食店へ寄りたいところですが、お昼時なので迷惑になってしまいます。
ところが、お店の前を通ると、ちょうどお客さんが少なかったので、思い切って伺うことに。
こちらも要件はすぐに済むのですが、今度はトウモロコシが振る舞われます。
座ってゆっくり食べろと言われれば、それも立派な仕事です。
すると、トウモロコシだけでなく、コーヒーまで頂けるではないですか。
日曜の昼時に伺うような無礼者に、ここまでのもてなしをしてくれるとは、なんて温かいのでしょう。
感謝感激で次へ向かいます。
残り数軒、同様のおもてなしをしていただきました。
どうでしょう、このアットホームな対応。
塩原は温泉や自然に注目が集まりますが、この対応こそが神髄だと私は思います。
是非、塩原へお越しの際は、親戚の家へ遊びに行った時のようにくつろいでみてはいかがですか。
施設の規模にもよりますが、そういった対応を得られるところが多いはずです。
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