
文学散歩で訪れる妙雲寺の入り口。
そこに変わったお墓があるのです。
写真のお墓がそうなのですが、何の形か分かりますか?
きのこなどではありません。
お酒の徳利なのです。
御膳の上に徳利が乗り、その上にお猪口というスタイルです。
何とも斬新ではないでしょうか。
私は気になって仕方ありません。
さて、このお墓、なんと山門の外にあるのです。

写真でわかるでしょうか。
この墓の主は大変な酒飲みで、死後も酒臭さが抜けず、お寺の中に入れてもらえなかったとか。
それを不憫に思った桃林舎枕石がこの墓をたて一句詠んだのだそうです。
「世をはやく逃がれたる人ぞ徳利なれ 今は浄土で後生らく飲」
徳と得、後生と5升、飲みとのみ、と巧みに言葉をかけ合わせています。
珍所のようでれっきとした名所ですので、是非このお墓を拝み、その夜に与助を思いながらお酒を飲んでみて下さい。
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