塩原温泉 塩原もの語り館 『塩原文学に親しむ月間』 が始まります

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温泉街にある『塩原もの語り館』。
塩原の歴史や文学の資料展示室、観光案内、レストラン、お土産、足湯などがある施設です。
そこで文学イベントが行われます。

画像をご覧いただけば大まかな内容はわかると思いますが、そもそもなぜ文学のイベントを行うかご存知ですか?

塩原には夏目漱石、尾崎紅葉、谷崎潤一郎、与謝野夫婦、斎藤茂吉など近代日本文学を代表する文人が訪れています。
そして、塩原を題材にした彼らの作品や日記などが残っています。

「湯壺から首丈出せば野菊哉」
夏目漱石が詠んだ温泉の情景です。

「・・・全渓にして三十橋、・・・全嶺にして七十瀑、・・・全村にして四十五湯、猶数ふれば十二勝、十六名所、七不思議、誰か一々探り得べき」
尾崎紅葉が金色夜叉で書いた塩原の魅力の豊富さです。

「夏の塩原は奇巌と飛瀑と涼しさとでたちまち私のこころをとらえた。福渡から塩の湯にかけての景観は恐らく日本一であろう」
山岡荘八があらわした塩原の夏の涼しさと渓谷美です。

このように多くの文人に愛された塩原。
そして、街のあちこちにはそれらの文学碑もあります。

彼らが塩原を訪れた目的は創作活動や静養などですが、駆け落ちや不倫などもあり、ただ堅苦しいだけの文学ではなく、人間味あふれるラブロマンスも見てとれます。

以上のことから、塩原は文学の街という一面があり、学問としても娯楽としても存分に味わえるので、イベントとしてみなさまに楽しんでいただこうとご用意したのです。




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イベント内容は画像をご覧ください。

期間中はガイドによる文学散歩ツアーや展示室の特別展示などの他、様々な催しがあります。

親しむ月間は6月1日~30日。
期間中の9日10日11日はメインイベント『塩原温泉文学まつり』が行われます。
館内のスタッフが和装でお出迎えするかもしれませんのでよろしくお願いします。



詳細はこちら: http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/51986991.html

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