板室温泉

板室温泉は、那須連山の西端に位置し、清流那珂川の上流沿いにある山あいの静かな温泉地です。日光国立公園内にあり、標高は550メートル前後、豊かな自然景観や環境が保護されています。渓谷沿いの新緑や紅葉の景色は見事で、ドライブコースとしても人気があります。また、毎年5月にはたくさんの鯉のぼりが那珂川上空を遊泳します。

板室温泉は、後冷泉天皇の時代、康平2(1059)年3月に那須三郎宗重が鹿狩りのために山奥に入り発見したと伝えられています。現在では、その効能の高さから「下野の薬湯」としても知られています。

温泉は37℃から45℃のアルカリ性単純温泉で、古来より神経痛、リウマチ、高血圧、かっけ、脊髄病、小児麻痺などへの効能が顕著で、療養・保養の湯治場としての歴史があり、昭和46年には国民保養温泉地に指定されました。

那珂川とその支流湯川に沿うように旅館が建ち並んで温泉街をつくり、周辺の旅館・ホテルを含めると17軒、収容人員は1,000人を超えます。板室の豊富な湯量と効能の高さ、周辺環境の良さを求めて首都圏を中心に多くの宿泊客が療養・保養に訪れます(平成21年の宿泊客約12万人)。料金は、長期滞在者への割引を設定している旅館が多く、3泊以上になると1泊当たりの相場は6,000円程度となります。温泉街には和風木造の建物や情緒豊かな町並みが残っていて、湯治場の歴史や雰囲気を感じることができます。

Top